馬鈴草科(読み)うまのすずくさか

精選版 日本国語大辞典 「馬鈴草科」の意味・読み・例文・類語

うまのすずくさ‐か‥クヮ【馬鈴草科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。世界に七属四〇〇余種あり、オーストラリア以外の熱帯暖帯温帯に生育する多年生草本、または低木、時につる性。葉は互生し柄があり托葉(たくよう)はない。花は両性で単生か総状花序、時に穂状花序。左右相称。まれに放射相称。花被は子房の上で対称的に三裂し舌状、その基部は筒状になる。雄ずいは六ないし三六で子房上部か柱頭部の回りに一又は二裂に配列する。子房は下位又は半上位で四ないし六室になるか、不完全な室を形成する。柱頭は短く、融合して円筒状になる。卵子は各室に多数。果実蒴果(さくか)様。種子には小さな胚(はい)と多量の胚乳がある。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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