日本歴史地名大系 「駒ノ湯温泉」の解説 駒ノ湯温泉こまのゆおんせん 宮城県:栗原郡栗駒町沼倉村駒ノ湯温泉[現在地名]栗駒町沼倉栗駒山(一六二七・七メートル)南東麓にある温泉。西方の新湯(しんゆ)温泉と、花山(はなやま)村の湯(ゆ)ノ倉(くら)・温湯(ぬるゆ)・湯浜(ゆばま)の三湯と合せ、栗駒五湯と称された。また同山登山口の要地としても知られる。泉質は硫黄泉で高温。「沼倉村安永風土記」によると、貞享二年(一六八五)鶯沢(うぐいすざわ)村(現鶯沢町)川倉(かわくら)屋敷の与惣左衛門が願出て始められ、同氏子孫が湯守を勤め、役銭は毎年本代四〇〇文・薪本代二四〇文であった。効能は湿瘡の類、為昇(のぼせ)とある。人里より遠く、また標高六三〇メートルの高所で豪雪地帯でもあるため、久しく夏場の湯治あるいは登山や山仕事の折に利用されるにとどまっていたと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「駒ノ湯温泉」の解説 駒ノ湯温泉 宮城県栗原市、栗駒山の南東麓にある温泉。同山登山の要地。駒の湯温泉とも表記する。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by