デジタル大辞泉 「駟馬も追う能わず」の意味・読み・例文・類語 駟馬しばも追おう能あたわず 《「説苑ぜいえん」説叢から》一度口に出した言葉は、もう取り返しがつかない。言葉を慎むべきことのたとえ。駟も舌に及ばず。[類語]駟しも舌に及ばず・口は禍わざわいの門かど・口から高野こうや・口の虎は身を破る・口を守る瓶かめの如くす・舌は禍わざわいの根・舌の剣つるぎは命を絶つ・蛙は口ゆえ蛇に呑まるる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「駟馬も追う能わず」の意味・読み・例文・類語 しば【駟馬】 =も 追(お)う能(あた)わず[=に及(およ)ばず] ( 「説苑‐説叢」の「口者関也、舌者機也、出レ言不レ当、駟馬不レ能レ追也」から ) 非常に速いこと。また、一度口に出してしまうととりかえしがつかない、発言は慎重にしなければならないことのたとえ。駟(し)も舌に及ばず。[初出の実例]「口に此の言を出さば、駟馬に及ばず」(出典:将門記(940頃か)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例