口から高野(読み)クチカラコウヤ

デジタル大辞泉 「口から高野」の意味・読み・例文・類語

くちから高野こうや

《うっかりした言葉もとで、出家して高野山へ行かなければならなくなるの意から》「口はわざわいかど・もん」に同じ。
「―へ参ったかと後悔すれど」〈洒・繁千話〉
[類語]口はわざわいかど口の虎は身を破る口を守るかめの如くす舌はわざわいの根舌のつるぎは命を絶つ蛙は口ゆえ蛇に呑まるるも舌に及ばず駟馬しばも追うあたわず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口から高野」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 から 高野(こうや)

  1. 口が災いのもとになって高野山で坊主にならなければならなくなる意で、口をつつしまないため大きな失敗をすることにいう。口は禍(わざわい)の門。
    1. [初出の実例]「口から高野へ参ったかと、こうくゎいすれどせんかたなく」(出典:洒落本・繁千話(1790))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「口から高野」の解説

口から高野

ちょっと口をすべらせたために高野山で出家しなければならない。口をつつしまないために大きな失敗をしたり、災難を招いたりすることをいう。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む