口から高野(読み)クチカラコウヤ

デジタル大辞泉 「口から高野」の意味・読み・例文・類語

くちから高野こうや

《うっかりした言葉もとで、出家して高野山へ行かなければならなくなるの意から》「口はわざわいかど・もん」に同じ。
「―へ参ったかと後悔すれど」〈洒・繁千話〉
[類語]口はわざわいかど口の虎は身を破る口を守るかめの如くす舌はわざわいの根舌のつるぎは命を絶つ蛙は口ゆえ蛇に呑まるるも舌に及ばず駟馬しばも追うあたわず

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精選版 日本国語大辞典 「口から高野」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 から 高野(こうや)

  1. 口が災いのもとになって高野山で坊主にならなければならなくなる意で、口をつつしまないため大きな失敗をすることにいう。口は禍(わざわい)の門。
    1. [初出の実例]「口から高野へ参ったかと、こうくゎいすれどせんかたなく」(出典:洒落本・繁千話(1790))

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ことわざを知る辞典 「口から高野」の解説

口から高野

ちょっと口をすべらせたために高野山で出家しなければならない。口をつつしまないために大きな失敗をしたり、災難を招いたりすることをいう。

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