骸晶(読み)がいしょう(その他表記)skeletal crystal

岩石学辞典 「骸晶」の解説

骸晶

結晶の隅および稜の部分のみが急速に成長して,結晶面の中央部の成長が遅れたために面が形成されず,その結果凹んだ不完全な面に囲まれた結晶の形状をいう.不完全な結晶の形で特定方向のみに成長するか,または平行連晶の集まった形となるもので,枝分れした中空の形や燕尾服のような形を示すことがある[Rosenbusch : 1887, Hatch : 1888].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

百科事典マイペディア 「骸晶」の意味・わかりやすい解説

骸晶【がいしょう】

結晶面上に凹所のある結晶。雪,岩塩赤銅鉱の結晶などに広くみられる。稜の部分の成長が速いために生ずるが,地下水などによる食像に相当する凹所ができることもある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む