デジタル大辞泉
「赤銅鉱」の意味・読み・例文・類語
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せき‐どうこう‥ドウクヮウ【赤銅鉱】
- 〘 名詞 〙 酸化第一銅を成分とする鉱物。銅の鉱石。等軸晶系。ふつう塊状または粒状で、暗褐色を呈し、銅鉱床の酸化帯に産する。ときに暗赤色で半透明な八面体結晶をつくる。〔鉱物字彙(1890)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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赤銅鉱
せきどうこう
cuprite
銅の酸化鉱物。各種銅鉱床の酸化帯中に産するほか、ある種の超塩基性岩・塩基性岩中に自然銅に伴って初生鉱物としても産する。自形は立方体、正八面体、斜方十二面体など。針銅鉱chalcotrichiteとよばれる赤銅色針状のものもある。日本では秋田県協和町(現、大仙(だいせん)市協和)荒川鉱山(閉山)、同鹿角(かづの)市尾去沢(おさりざわ)鉱山(閉山)で産したものが有名。英名は成分にちなむ。
[加藤 昭 2017年8月21日]
赤銅鉱(データノート)
せきどうこうでーたのーと
赤銅鉱
英名 cuprite
化学式 Cu2O
少量成分 ―
結晶系 等軸
硬度 3.5~4
比重 6.15
色 暗赤,赤
光沢 金剛,金属
条痕 赤
劈開 無
(「劈開」の項目を参照)
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赤銅鉱【せきどうこう】
銅鉱床の露頭や酸化帯に産出する銅の鉱石鉱物。普通は自然銅,クジャク石などと共存。塊状で産することが多いが繊維状・針状のものは毛赤銅鉱と呼ばれる。組成はCu2O。等軸晶系で,結晶は八面体,ときには十二面体。濃赤色で亜金属光沢をもち先端部のみ半透明。硬度3.5〜4,比重6.14。
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赤銅鉱
せきどうこう
cuprite
Cu2O 。等軸晶系の鉱物。金属または金剛光沢,緋紅ないし赤色,硬度 3.5~4,比重 6.1。条痕は赤色。銅の重要な2次鉱物で,主として銅鉱脈の酸化帯に,孔雀石,褐鉄鉱などとともに産する。キュープライトはラテン語の銅を意味する語 (cuprum) に由来する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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