高丘河内(読み)たかおかの かわち

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高丘河内 たかおかの-かわち

?-? 奈良時代の官吏,歌人。
高丘比良麻呂の父。はじめ楽浪(さざなみの)河内と称したが,高丘連(むらじ)の氏姓をうける。養老5年(721)首皇子(おびとのおうじ)(のちの聖武天皇)につかえ,文章にすぐれ師とするにふさわしい人物として賞される。天平勝宝(てんぴょうしょうほう)6年大学頭に任じられた。「万葉集」に短歌2首がみえる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

たかおかのかわち【高丘河内】

奈良時代の渡来系の官人で文人生没年不詳。楽浪(さざなみ)河内とも。藤原仲麻呂を告発した高丘比良麻呂の父。父沙門詠は663年(天智2)に百済から帰化したという。712年(和銅5)播磨大目従八位上のとき,正倉を造り治功があったとして位1階を進められ物を賜った。721年(養老5)文章の道で学業に優れ師となるにたえるとして賜物を得ている。このとき正六位下。724年(神亀1)には高丘連のを賜った。731年(天平3)外従五位下に進み,右京亮となる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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