高井穂神社(読み)たかいほじんじや

日本歴史地名大系 「高井穂神社」の解説

高井穂神社
たかいほじんじや

[現在地名]長野市若穂保科 引沢

加増城かぞうじよう(七五九・一メートル)北麓の台地上に立地。加増山南続きに大賀おおが(九四〇メートル)があり、北麓に加増集落がある。保科川を隔て太郎山南麓の清水せいすい寺に対する。祭神健御名方命・八坂刀売命。

元禄一〇年(一六九七)松代藩堂宮改帳に、「引沢 諏訪宮地 本社拝殿有 守右同人(対馬)」とある。宝暦九年(一七五九)「松代領神社書上」に、「諏方大明神宮 神主(従五位下)竹内筑後」がある。明治六年(一八七三)村社となる。

元禄一〇年の改帳に、和田わだ本宮・拝殿のある諏訪宮があるが、高下こうげにはなく、「堀之内 諏訪宮地 宮なし 守右同人(対馬)」とあるのが比定され、この頃には引沢ひきざわへ移されていたか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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