高崎親章(読み)タカサキ チカアキ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「高崎親章」の解説

高崎 親章
タカサキ チカアキ


肩書
貴院議員(勅選),大阪府知事

別名
幼名=半十郎

生年月日
嘉永6年5月1日(1853年)

出生地
薩摩国(鹿児島県)

経歴
維新後上京し、明治8年警視庁警部補。9年鹿児島出張の時私学校党に監禁された。その後警視兼2等警察使となり地方官などを経て、25年内務省警保局長、26年茨城、29年長野、30年岡山、33年宮城各県知事、同年京都府、35年大阪府各知事を歴任した。44年辞任、錦鷄間祗候を許される。この間、26年勅選貴院議員。その後日本製鋼所取締役会長、浪速銀行、大阪城東土地会社各重役を務めた。

受賞
勲一等

没年月日
大正9年12月27日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「高崎親章」の解説

高崎 親章
タカサキ チカアキ

明治・大正期の警察・内務官僚 貴院議員(勅選);大阪府知事。



生年
嘉永6年5月1日(1853年)

没年
大正9(1920)年12月27日

出生地
薩摩国(鹿児島県)

別名
幼名=半十郎

主な受賞名〔年〕
勲一等

経歴
維新後上京し、明治8年警視庁警部補。9年鹿児島出張の時私学校党に監禁された。その後警視兼2等警察使となり地方官などを経て、25年内務省警保局長、26年茨城、29年長野、30年岡山、33年宮城各県知事、同年京都府、35年大阪府各知事を歴任した。44年辞任、錦鷄間祗候を許される。この間、26年勅選貴院議員。その後日本製鋼所取締役会長、浪速銀行、大阪城東土地会社各重役を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

朝日日本歴史人物事典 「高崎親章」の解説

高崎親章

没年:大正9.12.27(1920)
生年:嘉永6.5.1(1853.6.7)
明治大正期の地方官,政治家。鹿児島藩士高崎親広の子として生まれ,維新後上京して巡査となる。西南戦争(1877)では政府側として鹿児島に乗り込むが,私学校側に監禁され,のち救出される。ただし,父親広は息子に情報を提供したとしてやはり捕まり,斬殺されている。その後,内務省警保局長,茨城,長野,岡山,宮城,京都,大阪の各知事を歴任,また明治36(1903)年に貴族院議員に勅選される。西南戦争での行動でも分かるように,終始国家に忠実な警察・内務官僚であった。

(季武嘉也)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高崎親章」の解説

高崎親章 たかさき-ちかあき

1853-1920 明治-大正時代の官僚。
嘉永(かえい)6年5月1日生まれ。高崎親広の長男。もと薩摩(さつま)鹿児島藩士。明治8年警視庁警部補となる。翌年鹿児島に出張中私学校生徒に捕らえられ,政府軍に救出された。茨城,長野,岡山,宮城,京都,大阪の各府県知事をつとめ,36年貴族院議員。大正9年12月27日死去。68歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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