高嶺七竈(読み)タカネナナカマド

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「高嶺七竈」の意味・読み・例文・類語

たかね‐ななかまど【高嶺七竈】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の落葉低木。北海道、本州中部以北の高山に生える。高さ一~二メートル。葉は互生して奇数羽状複葉。小葉は狭卵形または披針形で、光沢があり、縁には鋭い鋸歯がある。夏、茎の先端散房花序を出し、ややまばらに花をつける。花は白色でやや紅色を帯び、果実楕円形で赤熟する。

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世界大百科事典(旧版)内の高嶺七竈の言及

【ナナカマド】より

… 北海道から九州まで広く分布し,高山帯にも生ずる。また,本州中部以北と北海道の高山帯には,ほかにタカネナナカマドS.sambucifolia Roem.とウラジロナナカマドS.matsumurana Koehneの2種が分布し,本州中部以西にはナンキンナナカマドS.gracilis (Sieb.et Zucc.) C.Koch(イラスト)などが分布する。材が堅いため,細工用に利用されることがある。…

※「高嶺七竈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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