高嶺七竈(読み)タカネナナカマド

デジタル大辞泉 「高嶺七竈」の意味・読み・例文・類語

たかね‐ななかまど【高×嶺七×竈】

バラ科の落葉低木。中部以北の山地に自生し、高さ約1メートル。葉は羽状複葉。7月ごろ、紅色がかった白い小花を多数つけ、実は秋に赤く熟す。

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精選版 日本国語大辞典 「高嶺七竈」の意味・読み・例文・類語

たかね‐ななかまど【高嶺七竈】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の落葉低木。北海道、本州中部以北の高山に生える。高さ一~二メートル。葉は互生して奇数羽状複葉。小葉は狭卵形または披針形で、光沢があり、縁には鋭い鋸歯がある。夏、茎の先端散房花序を出し、ややまばらに花をつける。花は白色でやや紅色を帯び、果実楕円形で赤熟する。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「高嶺七竈」の解説

高嶺七竈 (タカネナナカマド)

学名Sorbus sambucifolia
植物。バラ科の落葉低木,高山植物,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の高嶺七竈の言及

【ナナカマド】より

… 北海道から九州まで広く分布し,高山帯にも生ずる。また,本州中部以北と北海道の高山帯には,ほかにタカネナナカマドS.sambucifolia Roem.とウラジロナナカマドS.matsumurana Koehneの2種が分布し,本州中部以西にはナンキンナナカマドS.gracilis (Sieb.et Zucc.) C.Koch(イラスト)などが分布する。材が堅いため,細工用に利用されることがある。…

※「高嶺七竈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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