高文進(読み)こうぶんしん(その他表記)Gāo Wén jìn

改訂新版 世界大百科事典 「高文進」の意味・わかりやすい解説

高文進 (こうぶんしん)
Gāo Wén jìn

中国,北宋初期の画家。生没年不詳。蜀(四川省)の出身。祖父の高道興,父の高従遇とともに道釈画家として蜀で有名であった。965年(乾徳3)蜀滅亡後,汴京(べんけい)(開封)に赴き,太宗に厚遇をうけて画院待詔となり,大相国寺などに多くの壁画を描いている。遺作としては,奝然(ちようねん)請来の釈迦像(京都清凉寺)胎内から,彼が下絵を描いた弥勒菩薩像の版画(984)が発見されている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高文進」の意味・わかりやすい解説

高文進
こうぶんしん
Gao Wen-jin

中国,北宋の画院画家。活躍期は 10世紀末~11世紀初め。蜀 (四川省) の人。祖父道興,父従遇ともに道釈画家として著名。同時代の画院画家,高益を大高待詔と呼ぶのに対し,小高待詔と呼ばれた。 汴京 (べんけい。河南省開封,北宋の都) の大相国寺壁画を制作。また 奝然 (ちょうねん。 936~1016) が将来した京都,清涼寺の国宝『釈迦如来像』の胎内から発見された版画『弥勒像』 (984) の下絵は彼の手に成るが,洗練された描線と的確な象形はすぐれた画技を示している。

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