高木顕明(読み)タカギ ケンミョウ

20世紀日本人名事典 「高木顕明」の解説

高木 顕明
タカギ ケンミョウ

明治・大正期の社会運動家,僧侶



生年
元治1年5月21日(1864年)

没年
大正3(1914)年6月24日

出生地
尾張国小田井村(現・愛知県)

旧姓(旧名)
山田

別名
幼名=妻二郎

経歴
明治30年和歌山県新宮の浄土真宗本願寺派浄泉寺住職となり、被差別部落の門徒らとの交流を通じて大石誠之助を中心とする新宮グループの社会主義者と交わりを持つ。階級打破、非戦平和を唱え、43年の大逆事件に連坐死刑判決ののち、無期懲役に処せられるが、獄中で自殺した。44年に僧籍剥奪、宗門から追放されていたが、平成8年真宗大谷派により処分の取り消しが決定、85年ぶりに名誉回復

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高木顕明」の解説

高木顕明 たかぎ-けんみょう

1864-1914 明治時代の社会運動家。
元治(げんじ)元年5月21日生まれ。和歌山県新宮の真宗大谷派浄泉寺の住持。大石誠之助らと交流し社会主義に接近,非戦・廃娼(はいしょう)・部落解放をとなえる。明治43年大逆事件に連座し,44年死刑判決,特赦で無期懲役。大正3年6月24日秋田監獄で自殺した。51歳。尾張(おわり)(愛知県)出身旧姓は山田。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「高木顕明」の解説

高木 顕明 (たかぎ けんみょう)

生年月日:1864年5月21日
僧侶
1914年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android