日本歴史地名大系 「高根島村」の解説 高根島村こうねじまむら 広島県:豊田郡瀬戸田町高根島村[現在地名]瀬戸田町高根(こうね)生口(いくち)島の北西海上に浮ぶ高根島を村域とし、東は佐木(さぎ)島(現三原市)、北は青木(あおき)瀬戸を隔てて本土の須波(すなみ)・幸崎(さいざき)両村(現三原市)、西南は伊予国大三(おおみ)島(現愛媛県越智郡)に対峙する。中央には山が南北に走り、東部沿岸は傾斜は緩やかであるが、他は概して傾斜がはげしい。嘉元―延慶(一三〇三―一一)頃と推定される伊予国弓削島庄雑掌法橋栄実注進状(東寺百合文書)によると、弓削島(ゆげのしま)庄の地頭代が岩木(いわぎ)島(現愛媛県越智郡岩城村)や高向禰島(高根島)の悪党を率いて弓削島の百姓家に押入り狼藉を働いたとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by