日本歴史地名大系 「高殿庄」の解説
高殿庄
たかどののしよう
東大寺灯油料所五ヵ所の一である。その経緯は嘉応二年(一一七〇)の興福寺西金堂満衆等解案(筒井寛聖氏蔵東大寺文書)に
とあり、東大寺の灯油等は聖武天皇の勅施入によるものであり、大和の諸郡から上納していた。しかし源頼親が大和守の時(一一世紀前半)、彼の私領を充てることになったが、その一が高殿庄である。したがって、嘉応元年の勧学院政所下文(東大寺文書)に「
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報