式乾門院(読み)しきけんもんいん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「式乾門院」の意味・わかりやすい解説

式乾門院
しきけんもんいん

[生]建久8(1197).京都
[没]建長3(1251).1.2. 京都
尊称皇后利子内親王。後高倉太上天皇 (守貞親王) 第1女。母は贈太政大臣基家の娘の北白河院藤原陳子。嘉禄2 (1226) 年内親王となり,同時に伊勢斎宮,翌々年伊勢に参入した。貞永1 (32) 年 10月後堀河天皇の譲位により斎宮を退下して帰洛し,四条天皇の母儀に准じ皇后と尊称された。延応1 (39) 年 11月院号宣下を受けて式乾門院と称し,同日落飾して法名を真性智といった。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「式乾門院」の解説

式乾門院 しきけんもんいん

1197-1251 鎌倉時代,後高倉院の第1皇女。
建久8年生まれ。母は北白河院。嘉禄(かろく)2年(1226)内親王,伊勢斎宮となる。貞永(じょうえい)元年後堀河天皇の譲位により斎宮をしりぞく。天福元年四条天皇の准母となり,皇后と尊称される。延応元年病により出家,院号をうけた。建長3年1月2日死去。55歳。名は利子(りし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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