高田三六(読み)タカタ サンロク

20世紀日本人名事典 「高田三六」の解説

高田 三六
タカタ サンロク

明治・大正期の国家主義者



生年
慶応3年(1867年)

没年
大正7(1918)年12月29日

出生地
豊前国小倉(福岡県)

学歴〔年〕
陸士卒

経歴
陸軍幼年学校を経て、陸軍士官学校を卒業。明治22年歩兵少尉となり、ついで中尉に進む。のち免官となり一時北海道庁技師となったが、30年職を辞し、31年シベリアに渡って3年間留まり同地の状況を視察、また海軍省および農商務省の特殊任務従事した。黒龍会の結成に尽力し、また内田良平らと日露協会を設立して理事、ついで常務員となり、常に国事に奔走した。大正4年南洋方面の調査研究にも赴いた。宝蔵院流槍術の宗家・高田又兵衛の裔。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高田三六」の解説

高田三六 たかた-さんろく

1867-1918 明治-大正時代軍人,国家主義者。
慶応3年生まれ。陸軍歩兵中尉で免官となったが,明治31年シベリアにわたり,海軍省および農商務省の特殊任務に従事。黒竜会の結成に尽力し,また内田良平らと日露協会を設立して理事となった。大正7年12月29日死去。52歳。豊前(ぶぜん)小倉(福岡県)出身。陸軍士官学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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