高病原性鳥インフルエンザ(読み)コウビョウゲンセイトリインフルエンザ

デジタル大辞泉 の解説

こうびょうげんせい‐とりインフルエンザ〔カウビヤウゲンセイ‐〕【高病原性鳥インフルエンザ】

鳥インフルエンザうち、鶏やウズラなどの家禽に対して強い病原性を有し、感染した鳥の致死率が高いもの。流行すると養鶏などの産業に大きな損害を与える。家畜伝染病の一つ。通常、人には感染しないが、H5N1型やH7N7型のウイルスなどで鳥から人への感染が報告されている。HPAI(highly pathogenic avian influenza)。
[補説]鳥インフルエンザ(H5N1)は感染症予防法で2類感染症に指定されている。

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共同通信ニュース用語解説 の解説

高病原性鳥インフルエンザ

ウイルスが引き起こす鳥の病気で、冬に発生しやすく致死性が高い。農場で発生した場合は家畜伝染病予防法に基づき、飼育する鶏の殺処分消毒などの防疫措置を行う。2022年10月~23年4月のシーズンは過去最多の約1771万羽が殺処分対象となり、鶏卵価格の高騰につながった。農林水産省は、日本で人が鶏肉や鶏卵を食べて感染した例はないとしている。

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