高等警察(読み)コウトウケイサツ

デジタル大辞泉 「高等警察」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐けいさつ〔カウトウ‐〕【高等警察】

国家体制または政権維持目的とする警察。反体制的活動や危険思想を取り締まる。政治警察。→特別高等警察

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高等警察」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐けいさつ カウトウ‥【高等警察】

〘名〙 特に高い価値のある社会的利益を保護するための警察。日本では旧制内務省に置かれ、出版集会結社火薬など国家組織の根本をおびやかす恐れのあるものを取り締まった。→特別高等警察
東京朝日新聞‐明治三八年(1905)九月二七日「高等警察を警保局の下に置かば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の高等警察の言及

【政治警察】より

…特定の政治体制や政権の安全および安定をはかることを目的とした行政警察の一部門。高等警察Hochpolizeiないし特高(特別高等警察)ということもある。また,その活動や行動に秘密性を特徴とし,ほとんど無限定に常態するものを秘密警察secret policeという。…

※「高等警察」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android