20世紀日本人名事典 「高野伸二」の解説
高野 伸二
タカノ シンジ
昭和期の野鳥研究家 日本野鳥の会東京支部長;日本鳥類保護連盟理事。
- 生年
- 大正15(1926)年7月19日
- 没年
- 昭和59(1984)年10月15日
- 出生地
- 東京・四谷
- 学歴〔年〕
- 東京教育大学大学院理学研究科〔昭和33年〕博士課程修了
- 経歴
- 日本鳥学会、日本野鳥の会、日本鳥類保護連盟などの役員として調査、保護、啓蒙、後進の育成に貢献した。昭和47年鳥類保護連盟指導部長を辞してフリーとなる。野鳥の「識別の神様」と称され、従来の野外識別図鑑にあきたらず、自ら描いた絵とともに日本で記録された野鳥のすべてを網羅する「フィールドガイド 日本の野鳥」(57年)を刊行した。また、生態写真家としても優れ、余技のクモの写真は、日本産クモ類全種を網羅した「クモ」(共著 59年)として刊行された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報