平安時代の辞書『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』や『類聚名義抄(るいじゅうみょうぎしょう)』などに「ここめ」を醜女、鬼などというが、妖怪(ようかい)、化け物などを表す恐怖のイメージをもたらすことばとみてよい。実体ははっきりしないが、「ここめ」に「誠にや君がつかやを毀(こぼ)つなる世には勝れるここめありけり」(『今鏡』)とあり、「鬼ここめ」に「鬼ここめをも物ならず思へる武士はおそろしきものぞ」(『十訓抄(じっきんしょう)』)、「あら牛にて、鬼ここめの様なりし和田が一門を、かけちらしたりし武士也」(米沢本『沙石集(しゃせきしゅう)』)などのような用例がみられる。子供を脅(おど)すのに「ここめがくる」ともいわれたらしい。
[岡田袈裟男]
[名](スル)一定の主義・主張がなく、安易に他の説に賛成すること。「多数派に付和雷同する」[補説]「不和雷同」と書くのは誤り。[類語]矮人わいじんの観場かんじょう・同意・賛同・支持・賛成・雷同・便乗・...