鬼ヶ岳(読み)おにがだけ

日本歴史地名大系 「鬼ヶ岳」の解説

鬼ヶ岳
おにがだけ

府中の西方にそびえる標高五三二・六メートルの山。古くは丹生岳と称したが、尊称としての御丹生岳おにうがだけがなまって鬼ヶ岳とよばれるようになったという。「越前国名蹟考」に「西に鬼ケ岳と云高山あり、往古は明神此山に鎮座ましましける由、其跡に竜神の社あり」とみえる。また、山麓に鎮座する大虫おおむし神社境内にある「大岩さま」は、もと鬼ヶ岳山頂にあったという伝承や、大虫神社は鬼ヶ岳にいます神を勧請し祀った社であるとする伝えがあり、鬼ヶ岳は古くは大虫神社のもととなった神霊のいます山(神奈備山)として信仰されていたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鬼ヶ岳の言及

【美星[町]】より

…農業が基幹産業で畑地改良,大規模な養豚団地の造成などが行われ,養豚を主とした畜産,米作,タバコ栽培などの複合農業が営まれている。南端の矢掛町境にある鬼ヶ岳は名勝に指定された観光地で,北側に鬼ヶ岳温泉(単純泉,22~23℃)がある。【上田 雅子】。…

※「鬼ヶ岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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