鬼芥子(読み)オニゲシ

デジタル大辞泉 「鬼芥子」の意味・読み・例文・類語

おに‐げし【鬼×芥子】

ケシ科多年草。高さ約1メートル。全体剛毛が生え、葉は羽状に深く裂けている。5月ごろ、紅色の大形の花をつける。地中海地方の原産で、明治時代渡来 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「鬼芥子」の意味・読み・例文・類語

おに‐げし【鬼芥子・鬼罌粟】

  1. 〘 名詞 〙 ケシ科の多年草。地中海から小アジアの原産で明治時代に渡来し、観賞用として栽培する。全体に硬い毛が密生し、茎は分枝せず直立して高さ一メートルにもなる。葉は互生し、羽状に深く裂け、各片は線状長楕円形で縁に大きな鋸歯(きょし)がある。初夏、茎の先端深紅色の大きな花が咲く。花弁の基部に黒点があり、広倒卵形で長さ一〇センチメートルぐらいになる。萼(がく)外側に毛が密生する。実はほぼ球形で、さやをもつ。おおげし。《 季語・夏 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鬼芥子」の解説

鬼芥子 (オニゲシ)

学名Papaver orientale
植物。ケシ科の多年草,薬用植物

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