鳥居成次(読み)とりい なりつぐ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鳥居成次」の解説

鳥居成次 とりい-なりつぐ

1570-1631 織豊-江戸時代前期の武将,大名
元亀(げんき)元年生まれ。鳥居元忠(もとただ)の3男。幼少より徳川家康につかえる。関ケ原戦いの功で慶長6年父の旧領地をあたえられ,甲斐(かい)(山梨県)谷村(やむら)藩主となる。元和(げんな)2年徳川忠長(ただなが)の付家老に任じられて陪臣となり,甲斐・駿河(するが)(静岡県)に3万5000石を領した。寛永8年6月18日死去。62歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鳥居成次の言及

【甲斐国】より

…1704年(宝永1)柳沢吉保が山梨,八代,巨摩3郡を受封,子吉里が24年(享保9)転封するまで2代にわたって国中地方を領有した。これに対して郡内領(都留郡)は,1601年鳥居成次が谷村(やむら)城主に任ぜられたが,子成行が徳川忠長の事件のため家老として32年改易されると,幕領となって城番が置かれた。翌年から秋元泰朝・富朝・喬知3代が在封し,1704年以降幕領となった。…

※「鳥居成次」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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