鳥飼中村(読み)とりかいなかむら

日本歴史地名大系 「鳥飼中村」の解説

鳥飼中村
とりかいなかむら

[現在地名]五色町鳥飼中

鳥飼上村の西、西流する鳥飼川下流域にある。南北に丘陵があり、北部は高く、南部は低くなっている。鳥飼の地名は古代の鳥養部に由来するという(五色町史)正保国絵図に村名がみえ、高三一八石余。天保郷帳では高四九一石余。享保三年(一七一八)には本村傍示は反別二八町七反余・高五二六石余、川南傍示は反別一〇町四反余・高一八七石余の計三九町余・高七一四石余、秋納枡四割五分となっている(鳥飼村誌未定稿)。反別戸数取調書では反別三五町九反余、高六五一石余、うち五五九石余は蔵入地、九二石余は井村卯之二郎ら四名の給地、ほかに八幡社領一石余があった。家数五五・人数二八五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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