日本歴史地名大系 「鳩谷村」の解説 鳩谷村はとがやむら 岐阜県:大野郡白川村鳩谷村[現在地名]白川村鳩谷(はとだに)現在も「はとがや」の通称でよばれることが多い。庄(しよう)川左岸に位置し、南方対岸の荻町(おぎまち)村、北の飯島(いいじま)村とともに当地方の中心をなし大郷(だいごう)とよばれた地域にある(斐太後風土記)。白川街道が通り、荻町村に籠渡で通じる。高山別院照蓮(しようれん)寺(現高山市)の開基善俊が布教した鳩谷道場の地。法蓮(ほうれん)寺の文亀三年(一五〇三)本願寺実如下付の方便法身尊像裏書に「白川郷鳩ケ谷村」とみえる。慶長一八年(一六一三)飛騨国郷帳の白川ノ郷に「山かミくミ」として「はとかいと村」とみえ、高九〇石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by