トカイ

デジタル大辞泉 「トカイ」の意味・読み・例文・類語

トカイ(Tokaj)

ハンガリー北東部の町。ティサ川とボドログ川の合流点に位置する。世界三大貴腐ワイン一つ、トカイワインの産地として知られ、2002年に「トカイのワイン産地の歴史的・文化的景観」の名称世界遺産文化遺産)に登録された。

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普及版 字通 「トカイ」の読み・字形・画数・意味

】とかい

塩漬

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潰】とかい

つぶす。

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壊】とかい

やぶる。

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百科事典マイペディア 「トカイ」の意味・わかりやすい解説

トカイ

ハンガリー北東部,ティサ川とボドログ川の合流点にある町。トカイ山(515m)の東麓にあり,貴腐ブドウからつくられる甘口のブドウ酒の産地として有名。12世紀ごろにブドウ栽培が開始。16―17世紀ごろに貴腐ブドウ酒が開発。ボドログ川に沿って北東方向に,ブドウ畑や農場,作業小屋が続く丘陵地が広がり,これら景観が2002年世界文化遺産に登録。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トカイ」の意味・わかりやすい解説

トカイ
Tokaj

ハンガリー北東部の町。北部山地,ボドログ川とティサ川の合流点近くに位置する。 12世紀以来の伝統をもつトカイ・ワインの生産で世界的に有名。低い丘の連なる地域にぶどう園や農園村落が混在する。 2002年世界遺産の文化遺産に登録。人口 5269 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のトカイの言及

【ブドウ酒(葡萄酒)】より

…貴腐果は著しく糖度が高まっており,これを搾汁して発酵させると,きわめて豊潤な甘みと芳香をもつ白ワインができる。これが貴腐ワインで,フランスのソーテルヌ地方,ドイツのライン,モーゼル地方(トロッケンベーレンアウスレーゼと呼ばれる),ハンガリーのトカイ(アスズと呼ばれる)などでつくられる。濃黄色で,アルコール分は12~14%,熟成はふつうの白ワインより長くかかる。…

※「トカイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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