鴨野村(読み)かものむら

日本歴史地名大系 「鴨野村」の解説

鴨野村
かものむら

[現在地名]柏原町鴨野東鴨野ひがしかもの

東は大新屋おおにや村および北山きたやま村と境を接し、西方萱刈かやかり坂を越えると稲畑いなはた(現氷上町)を経て播州方面に通じる。竹製品の生産が盛況であった(新井村誌)領主の変遷は大新屋村に同じ。正保郷帳に村名がみえ田高一九九石余・畠高三五石余、柴山・林あり、日損少し。柏原藩領。「丹波志」によると高二四五石余、家数四五。三方を山に囲まれた谷の末端に位置しているため耕地も狭く、慶長(一五九六―一六一五)村民の一部が北東部の湿地帯に耕地を拡大し、北山村を形成したといわれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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