鴻臚(読み)コウロ

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「鴻臚」の意味・読み・例文・類語

こう‐ろ【鴻臚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国の官名の一つ。外国の来賓の応接にあたる職。
    1. [初出の実例]「甞掌鴻臚又司竺墳之典」(出典空華集(1359‐68頃)一一・送忠義天帰伊陽曹源詩軸叙)
  3. こうろかん(鴻臚館)」の略。
    1. [初出の実例]「春夜宿鴻臚、簡渤海入朝王大使滋野貞主〉」(出典:文華秀麗集(818)上)
  4. こうろじ(鴻臚寺)」の略。〔書言字考節用集(1717)〕
  5. 寺社奉行唐名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鴻臚」の読み・字形・画数・意味

【鴻臚】こうろ

外国の使臣を司る官。〔漢書、百官公表上〕典客、秦の官、(もろもろ)義に歸する蠻夷を掌る。丞り。景中六年、名を大行令と(あらた)む。武太初元年、名を大鴻臚む。屬官に行人・譯官・別火の三令丞、び郡邸長丞り。

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