鵜呑(読み)うのみ

精選版 日本国語大辞典 「鵜呑」の意味・読み・例文・類語

う‐のみ【鵜呑】

〘名〙 (鵜が魚を丸呑みにするところからいう。多く鵜呑みにする」の形で用いる)
食物をかまないで呑みこんでしまうこと。まるのみ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「お鍋は一とかたけ頬張った飯を鵜呑にして」
物事を十分に理解、判断しないで、そのままとり入れてしまうこと。
政談(1727頃)一「公儀を鵜呑にして、上を恐るる、心も薄く」

うん‐のみ【鵜呑】

〘名〙 「うのみ(鵜呑)」の変化した語。
※日葡辞書(1603‐04)「Vnnomini(ウンノミニ) スル」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android