鶴の林(読み)ツルノハヤシ

デジタル大辞泉 「鶴の林」の意味・読み・例文・類語

つる‐の‐はやし【鶴の林】

鶴林かくりん」を訓読みにした語。
二月の中の五日は、―にたき木尽きにし日なれば」〈増鏡・序〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鶴の林」の意味・読み・例文・類語

つる【鶴】 の 林(はやし)

(「涅槃経‐一」の「爾時拘尸那城娑羅双樹、其林変白、猶如白鶴」などから出た語) 釈迦入滅の時、白鶴のように白変し枯れたという娑羅双樹。また、その地。転じて、仏の涅槃をいう。また、死。かくりん。《季・春》
※観智院本三宝絵(984)中「鷲のみ子におもひあらはれ鶴の林に声たえにしよりこのかた」 〔止観輔行‐一・一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android