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鶴林 カクリン

デジタル大辞泉の解説

かく‐りん【鶴林】

釈迦入滅を悲しんだ沙羅双樹(さらそうじゅ)が枯れて鶴のように白くなったという伝説から》沙羅双樹の林。転じて、釈迦入滅
「鷲嶺(じゅれい)に月かくれ、―に煙つきて」〈著聞集・二〉

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大辞林 第三版の解説

かくりん【鶴林】

〘仏〙
◇ クシナガラ城外バツダイ河西岸の沙羅双樹の林。釈迦しやかが入滅した時、鶴の羽のように白く変わって枯れたという。つるのはやし。 「 -に煙つきて一千四百八十年/著聞 2
釈迦の死。仏涅槃ねはん

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鶴林
かくりん

釈迦(しゃか)がインド拘尸那掲羅(くしながら)城跋提河(ばつだいが)畔の沙羅双樹林(さらそうじゅりん)で入滅したときに、林が白色に変じたということから、その林の白さを鶴(つる)に例えて鶴林といい、転じて仏の涅槃(ねはん)の意に用いる。「鶴の林」と訓読し、また鵠林(こうりん)ともいう。『大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)』巻1に、「爾(そ)の時、拘尸那城沙羅樹林、其(そ)の林、白色に変じて猶(な)ほ白鶴の如(ごと)し」とある。[藤井教公]

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世界大百科事典内の鶴林の言及

【サラソウジュ(沙羅双樹)】より

…【緒方 健】 ところで,仏教における伝説では,釈迦の入滅に際し,その四方に2本ずつ生えていた8本のシャーラ樹のうち,各対のそれぞれ1本が枯れたといい,これを〈四枯四栄〉という。また入滅にあたりこれら8本が白く変わったともいい,釈迦入滅の地を白鶴の色にたとえて〈鶴林(かくりん)〉と呼ぶ。この伝説は日本にも仏教とともに早くから伝えられ,《平家物語》の冒頭でも,〈無常〉を象徴するものとして〈娑羅双樹〉が登場する。…

※「鶴林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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