鶴岡天満宮(読み)つるおかてんまんぐう

日本歴史地名大系 「鶴岡天満宮」の解説

鶴岡天満宮
つるおかてんまんぐう

[現在地名]鶴岡市神明町

県道鶴岡―羽黒線南側にある。祭神は菅原道真。旧県社。勧請の時期は不明。近世にはおもに天満宮とよばれ、天神てんじん町の東端に位置していた。最上氏時代には鶴ヶ岡城内西御門脇にあり、酒井氏入部後五日いつか町北方に移転、さらに宝永二年(一七〇五)天神町へ移ったなどとする由来記があるが、誤りが多いとされる(大泉掌故)。元和八年(一六二二)の庄内寺社領目録では、しま村に天神領八石余があり、おそらく慶長一七年(一六一二)最上義光により社領寄進の黒印状を与えられていたと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android