鶴岡放生会職人歌合(読み)つるがおかほうじょうえしょくにんうたあわせ

改訂新版 世界大百科事典 「鶴岡放生会職人歌合」の意味・わかりやすい解説

鶴岡放生会職人歌合 (つるがおかほうじょうえしょくにんうたあわせ)

中世の職人歌合の一。8月15日,鶴岡八幡宮における放生会での歌合という設定。先行する《東北院職人歌合》を意識し,その形式をうけついで月・恋の題で24種の職人が登場。しかし《東北院職人歌合》に比すると,職種では宿曜師が《東北院》における陰陽師に重なるのみで鶴岡社に関係の深いものが多い。判者には八幡宮の神主をあて,判詞は漢文調を帯び,《和漢朗詠集》の影響がある。現存の最古本である絵巻(1巻)は,室町中期ころの作と考えられる。
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