鶺鴒台(読み)セキレイダイ

デジタル大辞泉 「鶺鴒台」の意味・読み・例文・類語

せきれい‐だい【××鴒台】

鶺鴒が夫婦和合の営みを教えたといわれるところから》婚礼のときに供える床飾りの一。島形または州浜すはまで、足は雲形台上には岩を根固めに置き、鶺鴒の一つがいを飾ったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鶺鴒台」の意味・読み・例文・類語

せきれい‐だい【鶺鴒台】

〘名〙 (神話で鶺鴒が男女交合の方法を教えたというところから)
① 婚礼の時、島形あるいは州浜形(すはまがた)の台の上に、岩や松などを配し、一つがいの鶺鴒を置いた、床の間飾り物
房事の際、女性の腰に当てて用いる枕状のもの。〔日本性語大辞典(1928)〕
※実説艸平記(1950)〈内田百〉一四「鶺鴒台(セキレイダイ)の事は北町貸本屋春本で教はったが」

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