鷙悍(読み)しかん

精選版 日本国語大辞典 「鷙悍」の意味・読み・例文・類語

し‐かん【鷙悍】

〘名〙 (形動) あらあらしいこと。たけだけしいさま。
日本外史(1827)一「清盛所為、無一不彼己氏、而加以鷙悍
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎二八「鷙悍(シカン)なる車夫は」 〔宋書‐夏国伝〕

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普及版 字通 「鷙悍」の読み・字形・画数・意味

【鷙悍】しかん

あらあらしくて強い。〔宋史、外国一、夏国上〕太宗嘗(かつ)て群臣中に宴し、繼捧に謂ひて曰く、汝夏州に在り、何のを用(もつ)て以て部を制すると。對へて曰く、羌人鷙悍、但だ羈縻(きび)(つなぐ)するのみ。能く制するに非ざるなりと。

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