鷺菅(読み)サギスゲ

デジタル大辞泉 「鷺菅」の意味・読み・例文・類語

さぎ‐すげ【××菅】

カヤツリグサ科多年草。本州中部以北の高原自生。高さ35~50センチ。夏、茎の頂に数個穂状の花をつけ、実を結んだのちに毛が伸びて白い綿のようになる。名はこれを白いサギに見立てたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鷺菅」の意味・読み・例文・類語

さぎ‐すげ【鷺菅】

  1. 〘 名詞 〙 カヤツリグサ科の多年草。本州中部以北の高原湿地に生える。高さ二〇~五〇センチメートル。葉は細長く三稜形でまん中に溝がある。初夏花茎の頂に白い綿毛状の毛が密生した長さ約一センチメートルの楕円形花穂を数個つける。わせわたすげ。
    1. [初出の実例]「鷺菅(サギスゲ)や 蒲に穂がでる」(出典童謡かっぱの子(1923)〈蕗谷虹児〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「鷺菅」の解説

鷺菅 (サギスゲ)

学名Eriophorum gracile
植物。カヤツリグサ科の多年草,高山植物,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android