鹿波白山神社(読み)かなみはくさんじんじや

日本歴史地名大系 「鹿波白山神社」の解説

鹿波白山神社
かなみはくさんじんじや

[現在地名]穴水町鹿波

集落中央の台地にあり、主祭神は白山比神・八幡大神。大正四年(一九一五)八幡神社を合祀。大永五年(一五二五)九月二六日の紀年銘をもつ社蔵棟札によると、「諸橋郷加並村白山大権現」の造営遷宮が行われ、大檀那は七郎左衛門尉、大工として諸橋もろはしの藤原宗永らの名がみえる。大檀那は享禄五年(一五三二)五月の穴水村・諸橋六郷長衆交名案(諸橋文書)にみえる阿曾良あそらの七郎左衛門尉と同一人物であろう。江戸時代、当社の祭礼として八月一五日の相撲祭が知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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