日本歴史地名大系 「麟翁寺」の解説 麟翁寺りんのうじ 福岡県:嘉穂郡嘉穂町下益村麟翁寺[現在地名]嘉穂町大隈町曹洞宗、聖寿山と号し、本尊は釈迦如来。益富(ますとみ)城主母里但馬友信の追号である麟翁を寺号とする(続風土記)。「続風土記附録」によると永泉(えいせん)寺(現碓井町)の末寺。山号は大雄山を宝永(一七〇四―一一)の初め聖寿山に改めた。慶長二〇年(一六一五)六月六日没の友信および嫡孫母里太兵衛友清とその一族の墓がある。「続風土記拾遺」などによれば位牌には当寺開基母里但馬守禅居院とみえる。母里但馬友信は通称太兵衛。福岡藩の重臣で、筑前今様「黒田節」の主人公。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by