黄枯ら茶(読み)キガラチャ

デジタル大辞泉 「黄枯ら茶」の意味・読み・例文・類語

き‐がらちゃ【黄枯ら茶/黄唐茶】

染め色の名。薄い藍色を帯びた薄茶色
黄枯ら茶飯」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「黄枯ら茶」の意味・読み・例文・類語

き‐がらちゃ【黄枯茶・黄唐茶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 染色の名。うすい藍色(あいいろ)を帯びた茶色黒みがかった濃い橙色。丁子(ちょうじ)を煎(せん)じた汁に少量の鉄分灰汁(あく)を加えて発色させる。丁子色
    1. [初出の実例]「独りの娘に黄唐茶(キカラチャ)ふり袖菅笠を着せて」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)二)
  3. きがらちゃめし(黄枯茶飯)
    1. [初出の実例]「なにきがら茶(チャ)だ、それは何より結構だ」(出典:歌舞伎好色芝紀島物語(1869)五幕)

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