六訂版 家庭医学大全科 「黄色腫症」の解説
黄色腫症
おうしょくしゅしょう
Xanthomatosis
(皮膚の病気)
どんな病気か
皮膚にもれ出た脂質を組織球が
原因は何か
血中脂質レベルによる分類は、①家族性高脂血症、②肝、腎、
症状の現れ方
二次性黄色腫症は長期の高脂血症に合併する発疹型で、四肢関節の背面にできます。
検査と診断
組織検査で
正脂血症のものでは、ランゲルハンス細胞組織球症(さいぼうそしききゅうしょう)、びまん性扁平黄色腫、
治療の方法
低脂肪食、低カロリー食、低炭水化物食など高脂血症の型に合わせた食事制限とともに、薬物治療(抗高脂血症薬)を行います。眼瞼黄色腫症には、レーザー治療または切除を行います。発疹型と手掌線条型は、食事療法で改善しやすいものです。
病気に気づいたらどうする
皮膚科、内科を受診します。
宇谷 厚志
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報