デジタル大辞泉
「黄金の門」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おうごんのもん【黄金の門】
ウクライナの首都キエフにある、市の正門。11世紀前半、ヤロスラフ賢公によってキエフ市街を取り囲む城壁が築かれ、コンスタンチノープルの例に倣って、町の公式の入り口として造られた。モンゴルの侵攻によって破壊されたが、1982年に再建された。◇建設時は、門の上に建てられた教会の金箔のドームが遠くからでも輝いて見えたのでこの名称があり、内部にはオリジナルの門の廃墟が保存されている。ムソルグスキー作曲「展覧会の絵」のフィナーレ、「キエフの大門」で知られる。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の黄金の門の言及
【ウラジーミル】より
…クニャギーニン女子修道院内のウスペンスカヤ聖堂(15~16世紀)は,ロシアの聖堂に多い3層の蓮弁状破風を備え,堂内の壁画は同時代の豊富な図像で知られる。12世紀に建設された市門のうち唯一の遺構が〈黄金の門〉(1164。現在のものは17~18世紀に再建されたもの)で,当時の軍事工学の水準を伝える。…
※「黄金の門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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