20世紀日本人名事典 「黄金井為造」の解説
黄金井 為造
コガネイ タメゾウ
明治〜昭和期の実業家 衆院議員(政友会);日本酒造組合中央会会長。
- 生年
- 慶応1年6月26日(1865年)
- 没年
- 昭和9(1934)年10月14日
- 出生地
- 相模国愛甲郡玉川村大字七沢(神奈川県)
- 学歴〔年〕
- 東京英和学校(現・青山学院大学)卒
- 経歴
- 明治15年上京して慶応義塾に入り、ついで高等商業学校に学び、更に東京英和学校を卒業。32年神奈川県愛甲郡議となり、35年郡会議長などを経て、43年衆院議員に当選1回。酒造業、肥料商を営み、神奈川県酒造組合組長、神奈川県産牛馬組合組長、神奈川県農会会長を務める。また全国酒造組合連合会の設立に尽力し、大正3年同会設立から副会長を務め、昭和3年会長に就任。また4年日本酒造組合中央会の創立と共に会長となった。日本の酒造業の発展に多大な業績を挙げ、また農事畜産などへの貢献も偉大であると、全国各府県の有志者によって、同年京都府葛野郡松尾村の官幣大社・松尾神社外苑に銅像が建立された。名は為蔵とも書く。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報