精選版 日本国語大辞典 「黄金作」の意味・読み・例文・類語
こがね‐づくり【黄金作】
- 〘 名詞 〙
- ① 金銅で装飾すること。または、純金でつくること。また、そのもの。
- ② 「こがねづくり(黄金作)の車」の略。
- [初出の実例]「大納言宰相の君、こがねづくりに、つぎの車に小少将宮の内侍」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月一七日)
- ③ 「こがねづくり(黄金作)の刀」または「こがねづくり(黄金作)の太刀」の略。
- [初出の実例]「いか程に作たるをこがね作と可申哉〈略〉こじり。柄頭。目貫。かうがい。小刀柄。金に而仕たるは一段のこがね作たるべし」(出典:大内問答(1509))