黄金作(読み)こがねづくり

精選版 日本国語大辞典 「黄金作」の意味・読み・例文・類語

こがね‐づくり【黄金作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金銅で装飾すること。または、純金でつくること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「金作(こかねつくりの)鈴四口」(出典延喜式(927)三)
  3. こがねづくり(黄金作)の車」の略。
    1. [初出の実例]「大納言宰相の君、こがねづくりに、つぎの車に小少将宮の内侍」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月一七日)
  4. 「こがねづくり(黄金作)の刀」または「こがねづくり(黄金作)の太刀」の略。
    1. [初出の実例]「いか程に作たるをこがね作と可申哉〈略〉こじり。柄頭。目貫。かうがい。小刀柄。金に而仕たるは一段のこがね作たるべし」(出典:大内問答(1509))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「黄金作」の解説

黄金作
(通称)
こがねずくり

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
万歳黄金作
初演
享保14.11(大坂・関三十郎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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