黄鶴楼(読み)コウカクロウ

デジタル大辞泉 「黄鶴楼」の意味・読み・例文・類語

こうかく‐ろう〔クワウカク‐〕【黄鶴楼】

中国湖北省武昌県の西、漢陽門内の黄鶴山上に揚子江に臨んで建っていた高楼李白の詩などで有名。

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精選版 日本国語大辞典 「黄鶴楼」の意味・読み・例文・類語

こうかく‐ろうクヮウカク‥【黄鶴楼】

  1. 中国、湖北省武昌県の西の黄鶴山(蛇山)上に揚子江に臨んで建っていた高楼。蜀の費文禕(ひぶんい)仙人となり黄鶴に乗って飛行中、ここに休憩したとも、一老人の書いた黄鶴が歌に合わせて舞ったため、繁盛した酒屋が記念して建てたとも伝えられる。〔崔顥‐黄鶴楼詩〕

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世界の観光地名がわかる事典 「黄鶴楼」の解説

こうかくろう【黄鶴楼】

中国の湖北省の省都・武漢(ぶかん)(ウーハン)市武昌(ぶしょう)(ウーチャン)区西南、武漢長江大橋の南岸にある楼閣江南の三大楼の一つ、武漢名所三山の一つに数えられている。かつては、長江を見下ろす蛇山の頂上にあった。三国時代(「三国志」の時代)に創建されたホテルで、唐の時代には李白、白居易などの数多くの文人名士が訪れ、その景観の美しさを詩に詠んだ。李白の詩「黄鶴楼にて孟浩然広陵に之くを送る」は有名である。

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