黒田乙吉(読み)クロダ オトキチ

20世紀日本人名事典 「黒田乙吉」の解説

黒田 乙吉
クロダ オトキチ

大正・昭和期の新聞人,ソ連問題研究家



生年
明治21(1888)年12月19日

没年
昭和46(1971)年12月26日

出生地
福岡県

学歴〔年〕
熊本師範卒

経歴
ハルピンに渡り、大阪毎日新聞の通信員となった。大正6年大毎の海外留学生試験に合格して毎日新聞入社、モスクワ特派員となり2月革命、10月革命を報道した。帰国後調査部長、校閲部長を務め、昭和18年定年退職、ソ連問題研究会専務理事、明治大学新聞科講師、国立国会図書館特別調査員などを務めた。著書に「ソヴィエト塑像」「北氷洋探検」「悩める露西亜」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒田乙吉」の解説

黒田乙吉 くろだ-おときち

1888-1971 明治-昭和時代の新聞記者
明治21年12月19日生まれ。ロシア語をまなび,大阪毎日新聞にはいる。大正6年モスクワ特派員としてロシア二月革命,十月革命を報道。戦後はソ連問題研究会専務理事などをつとめた。昭和46年12月26日死去。83歳。福岡県出身。熊本師範卒。著作に「ソヴィエト塑像」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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