黒色矮星(読み)コクショクワイセイ(その他表記)black dwarf

デジタル大辞泉 「黒色矮星」の意味・読み・例文・類語

こくしょく‐わいせい【黒色×矮星】

太陽と同程度の質量を持つ恒星の、最終的な形態。核融合を終えて白色矮星となった恒星が、きわめて長い時間をかけて余熱や光を失ったもので、光学的な方法などでは観測できない。現在の宇宙には、この状態にまで至った天体はないとされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「黒色矮星」の意味・わかりやすい解説

黒色矮星
こくしょくわいせい
black dwarf

白色矮星が長い時間をかけて冷えてゆき、光を放出しなくなった状態。太陽程度の質量の恒星は、主系列での進化の後、赤色巨星になる。赤色巨星の段階で、恒星周囲からガスを大量に放出して、高密度な白色矮星に進化する。黒色矮星は、この白色矮星の終末期の形態と考えられる。しかし、黒色矮星になるには、現在の宇宙の年齢である138億年でも足りず、まだ理論上仮定の存在である。また、もし黒色矮星が存在していても、冷えて光らないため観測が非常に困難である。

[編集部 2023年10月18日]

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