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矮星 わいせいdwarf star

翻訳|dwarf star

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

矮星
わいせい
dwarf star

超巨星巨星以外の恒星をさし,通常は主系列星を意味する。絶対光度スペクトル型と相関し,おおむねF型は4等級,G型は5等級,K型は6~8等級,M型は 11等級で,ヘルツスプルング=ラッセル図上で一直線に並ぶ。太陽はG型の矮星である。ほかにスペクトル型が同じでやや暗い準矮星縮退した高密度の白色矮星がある。矮星のうち主系列星の数は他の矮星,巨星および超巨星などよりも圧倒的に多く,光度と質量の間に相関関係がある。

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百科事典マイペディアの解説

矮星【わいせい】

半径の比較的小さい星。主系列星と,それよりも半径の小さい星をいう。主系列星よりも半径の小さい星の場合,同じ光度の主系列星より表面温度が高く,色はより青くなる。→白色矮星

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世界大百科事典 第2版の解説

わいせい【矮星 dwarf】

半径の比較的小さい星。巨星の反義語。太陽に代表される主系列星と,それよりも半径の小さい星を矮星という。主系列星の半径はその星の質量によって異なるが,2×1010cm~1×1012cmの範囲にある。主系列星よりも半径の小さい星を同じ光度の主系列星に比べると,その表面温度はより高く,その色はより青い。そのような星の典型的なものは白色矮星で,その半径は109cm程度しかない。準矮星は主系列星と白色矮星の中間的なものであり,ウォルフ=ライエ星や惑星状星雲の中心星も矮星である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

矮星
わいせい
dwarf star

中心で水素核融合反応を行っている太陽程度または、それよりも小質量の星。広義には水素反応を行っているすべての主系列星をさす。中心での水素反応終了後の中心部収縮の反動として生じる外側の膨張が目だつ「巨星」に対置される。小型で比較的密度が高いのでこのように命名された。白色矮星と区別して赤色矮星とよぶこともある。誕生する割合も大質量星に比べて多く、また寿命も長いので、存在している恒星の圧倒的多数を占めている。太陽は代表的な矮星の一つで、太陽系にもっとも近い隣の恒星であるケンタウルス座α(アルファ)星もよく似た矮星である。観測的には太陽質量の10分の1程度のM型矮星までが知られていたが、さらに質量の小さい褐色矮星も発見された。これは0.07倍太陽質量以下の質量の星で、核融合反応により光ることができず、ゆっくりと重力収縮して冷えていく。矮星の一種に、重元素の欠乏している「準矮星」がある。重元素が少ないためにスペクトル型や色指数に異常が生じ、HR図上で主系列のわずか下方に系列をなすのでこの名があり、その多くは「高速度星」である。[小平桂一・安藤裕康]

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世界大百科事典内の矮星の言及

【主系列星】より

ヘルツシュプルング=ラッセル図で絶対等級0等のあたりに水平に分布する星の集合を巨星列,左上から右下に分布する星の集合を主系列,そして主系列にある個々の星を主系列星という。星のスペクトル型は表面温度だけで決まり,同じスペクトル型の星に巨星,主系列星の別があるのは主系列星の半径が小さいことを示し,矮星(わいせい)とも呼ばれる。太陽はG型主系列星,ベガはA型主系列星の例である。…

※「矮星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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