黒血川(読み)くろちがわ

日本歴史地名大系 「黒血川」の解説

黒血川
くろちがわ

町内山中やまなか集落北西しろ山南麓に発し、松尾まつお山の北麓で藤古ふじこ川に合流。延長約二・五キロの小河川だが、川底深く軍事上の要所となった。壬申の乱では西岸に大友皇子軍、東岸に大海人皇子軍が布陣したという。「参考源平盛衰記」には「山中の東なる河を隔て戦いけり、両軍互に白刃を合ければ其川黒き血に流けり、さてこそ彼川をば黒血川とは名付たれ」と地名伝説を記す。南北朝期延元三年(一三三八)一月二八日の青野原あおのがはら(現大垣市)の戦のあと、北畠顕家は黒血川まで攻め上っている(保暦間記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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