日本歴史地名大系 「関ヶ原町」の解説 関ヶ原町せきがはらちよう 岐阜県:不破郡関ヶ原町面積:四九・四〇平方キロ不破郡の西部に位置する。東は垂井(たるい)町、西は滋賀県坂(さか)田郡山東(さんとう)町・伊吹町、南は鈴鹿(すずか)山系と養老(ようろう)山地に囲まれる養老郡上石津(かみいしづ)町、北は伊吹山地を隔てて揖斐(いび)郡春日(かすが)村に接する狭隘の地にある。町の北東部を流れる相(あい)川は伊吹山の相川谷から垂井町を通り、揖斐川に注ぎ、町を南東流している梨木(なしのき)川は、伊吹山を源とする藤古(ふじこ)川と合流、さらに町の南部を東流する今須(います)川と合流し、牧田(まきだ)川に注いでいる。ほぼ東西に東海道新幹線・東海道本線および名神高速道路・国道二一号が通り、二一号に交差して国道三六五号が通る。高速道路には関ヶ原インターチェンジが置かれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関ヶ原町」の意味・わかりやすい解説 関ヶ原〔町〕せきがはら 岐阜県南西端にある町。1928年町制。1954年今須村,玉村の 2村および岩手村の一部と合体。伊吹山地と養老山地が迫る狭隘の地で,古くから軍事,交通の要衝にあたり,京畿防備の不破関が置かれた。慶長5(1600)年には関ヶ原の戦いの戦場となった。付近は国の史跡に指定されている。のちには中山道の宿場町として繁栄。石材の生産で知られるほか機械工場も多い。今須はスギ,ヒノキなどの人工植栽を行ない,柱材を産出。JR東海道本線,名神高速道路,国道21号線が通じるが,雪が多く,交通がしばしば途絶する。伊吹山(1377m)にはドライブウェーが通る。町域の一部は揖斐関ヶ原養老国定公園に属する。面積 49.28km2(境界未定)。人口 6610(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by