黒風(読み)コクフウ

デジタル大辞泉 「黒風」の意味・読み・例文・類語

こく‐ふう【黒風】

砂塵を巻き上げ、空を暗くするようなつむじ風

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精選版 日本国語大辞典 「黒風」の意味・読み・例文・類語

こく‐ふう【黒風】

  1. 〘 名詞 〙 砂塵をまき上げ、空を暗くするような旋風。つむじ風。暴風
    1. [初出の実例]「日月黄白土 終帰黒風山」(出典性霊集‐一〇(1079)九想詩)
    2. [その他の文献]〔張耒‐孫彦古画風雨山水詩〕

くろい【黒】 風(かぜ)

  1. ( 「黒風(こくふう)」の訓読み ) 強く吹く風。大風
    1. [初出の実例]「忽に黒き風四方より来(きたり)て諸(もろもろ)の木を折り、河の流れ浪高くして船漂ふ」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)

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普及版 字通 「黒風」の読み・字形・画数・意味

【黒風】こくふう

暴風。宋・軾〔有美堂の暴雨〕詩 天外風、を吹きて立ち 浙東飛雨、江を(よぎ)りて來(きた)る

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